マナー講師の古閑健二郎です。 札幌や仙台を中心に、冠婚葬祭とビジネスマナーの講師アカデミーを主宰。出張講師として企業や地域センター、カルチャースクールでのマナー講座を行っています。
今月のテーマは「和室(日本間)の上座と下座」。
お客様のお宅へ訪問し日本間に通された場合、「どうぞ、こちらへ。」と、上座に案内されるのが普通です。
しかし、「はあ、こちらで。・・・」というふうに会釈して下座にすわります。
座ぶとんをすすめられても、会釈してふとんは敷かずに下座に控え、主人(あるいは奥様など訪ねる相手)の見えるのを待ちます。
日本間の席次は、床のある部屋では、床の間の正面が最上座で、正客。
床脇棚が次客。
三客は正客の隣、正客と対した席が下座で、主人が着くのが原則です。
床の間のない部屋では、奥が上座、入り口に近い方を下座とします。